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病院の停電事例に学ぶ

ここでは、実際に総合病院や産婦人科で停電が発生した事例を紹介します。発生時間や、どのような事態が起きるのか、参考にしてください。

非常用発電が起動しなかったケース

2016年、中国地方の総合病院で、電力会社が規格よりも高圧の電気を送ったことが原因による停電が発生しました。時間にして約20分、患者の命に別状はなかったもののICUや手術室は完全に停電となり手術も一時中断。高電圧から電子機器を守るため、自動的に建物への電気供給が止まったことから起きた停電だったようです。

通常であれば非常用発電装置が作動して事なきを得るはずですが、電力会社からの供給がストップしたわけではなかったため、非常用電源も作動しなかったのだそう。このような事態を避けるには、自家発電設備だけでなく、蓄電池もあわせて用意する必要があるでしょう。

停電が数日間に渡って
発生するケース

2018年9月に発生した北海道胆振東部地震では、地震発生から24時間後に376の病院において停電が発生しました。結局、停電が0件になったのは地震発生から98時間後だったのだそうです。このようにインフラの復旧が長引くケースもあるため、医療機器に必要な電気容量をあらかじめ把握しておき、復旧が長引いた場合にもきちんと対応できる対策が必要です。

思いもよらぬ停電箇所が発覚した事例

大阪府のとある産婦人科では、オペ室の無影灯が停電しては困ると非常用電源を設置しました。ところが、初めての法定点検を前に計画的に停電を行ってみたところ、思わぬ箇所に停電がみられることが発覚。それは、パソコンが使えなくなったこと、電話が通じなくなったことの2つでした。

特に産婦人科は妊婦さんからいつ連絡が入るかわからないため、改善のために非常用電源を追加したようです。このような事態に備え、停電が起きた際に困る箇所をあらかじめシミュレーションしておくことも大切です。

まとめ

自家発電設備などの非常用電源は、用意したつもりでもいざという時に作動しなかったり、備えた容量では対応しきれなかったりすることもあるようです。また、冒頭で紹介したようなイレギュラーな出来事が発生した場合、機械に異常がなくても発動しない事例もありました。万が一の時に適切な対応ができるよう、あらゆる手段を考えておいたほうが良いでしょう。

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