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ここでは、FDKが手がけるニッケル水素電池を採用した蓄電池「FPSSシリーズ」について、製品や企業の特徴を紹介します。
FDKが提供する蓄電システム「FPSS」は、自己放電が少なく、−10℃まで対応可能な低温性能にすぐれたニッケル水素電池を採用していることが大きな特徴です。長寿命かつ、電池の残り寿命が1年になるとメッセージで知らせてくれる便利な機能付き。またニッケル水素電池はUL認証(※)を取得しており、安全性もお墨付きなようです。
※UL…安全性を検証するアメリカの企業
電池容量や駆動時間が異なる3つのラインナップを用意しています。高出力モデルであるFPSS-162GHは、停電時に1.5kWhの電力供給が可能です。冷蔵庫などの起動電力が大きい機器にも対応できるハイパワー性能は、いざというときに心強い味方となってくれるでしょう。
製品名 | FPSS-162GH |
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定格出力 電圧/電力 |
記載なし |
蓄電容量 | 1600Wh |
使用可能 時間 |
記載なし |
充電時間 | 記載なし |
切替時間 | 記載なし |
外形寸法 | 280mm×630mm ×630mm |
質量 | 約60kg |
現在は富士通の連結会社であるFDKは、もともと1950年にマンガン電池の製造からスタートしました。その経験で培った技術で、電子部品やモジュール事業に進出。現在でも電池事業に力を入れており、ガスメーターなどに使用されているリチウム電池、低温性能の高いニッケル水素電池、高品質な一般向けのアルカリ電池など、市販品から事業用までさまざまな電池を製造しています。
そんな中、電池事業と電子事業を組み合わせて蓄電事業の展開も行うようになり、上記で紹介した安全性の高いニッケル水素電池の蓄電池が誕生したようです。
FDKは東京に本社を置き、全国に工場4ヶ所、営業所8ヶ所を構えています。4つの工場はすべて品質マネジメントシステムであるISO9001と、環境マネジメントシステムであるISO14001を取得しており、品質や環境への取り組みがしっかり行われていることが証明されています。
また、高崎工場(群馬)と鳥取工場においては労働安全衛生マネジメントシステムであるOHSAS18001の認証も受けており、労働者の快適な環境づくりも行われている企業といえるでしょう。
社名 | FDK株式会社 (FDK CORPORATION) |
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設立年 | 1950年 |
資本金 | 3,170,900万円 |