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ここでは、ナユタが手がける純国産の医療用蓄電池「CUBOX」について、製品や企業の特徴を紹介します。
CUBOXは、静岡県浜松市にある電源専門メーカー、(株)ナユタが手がける製品です。そのため、電子電源基盤はナユタオリジナルで開発したものを使用しています。
またリチウムイオン電池はパナソニック製品、外装の製造や組み立て検査は浜松市内の企業で行うなど、どこをとっても純国産であるため、製品に不具合が生じた際に迅速かつ的確に対応できることが強みです。
CUBOXは小さな診療所でも場所を取りにくい、コンパクトなサイズ感と軽さを実現しています。また取手がついた可搬式であることから、災害時に運び出すことも容易。カバーがついているので、寒冷地でも問題なく使用できます。
さらに、使用可能時間が15時間(220Wの場合)と長いため、突然の停電があってもしっかり対応できる安心感もポイントです。
製品名 | CUBOX3.3kWh |
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定格出力電圧/電力 | AC100/1,500VA (正弦波) |
蓄電容量 | 3,300Wh |
使用可能 時間 |
約15時間 (220W使用時) |
充電時間 | 12時間(80%充電)、 18時間(満充電) |
切替時間 | 20ms(0.02秒)以内 |
外形寸法 | w260mm×d724.4mm×h512mm |
質量 | 68kg |
1993年の設立当初から「電気エネルギーの効率の良い変換を実現する」を目標に、多分野にわたって特殊電源を手がけてきたナユタ。医療機器用だけでなく、システムバス用、自動演奏ピアノ用、音響機器用、警備機器用などさまざまな電源を開発・生産しています。
中でも、電源を小型化することに成功した超音波診断装置の電源開発に携わった経験は、ナユタがあらゆる特殊電源を開発する転機になったのだとか。電源を小型化することによって、製品自体の小型化までも実現できるようになったナユタの製品。医療用蓄電池を含めたその他の製品についても、小型化が実現できることはナユタの大きな強みでしょう。
ナユタは、「自然との共生」をテーマにしている会社です。エネルギー効率の良い特殊電源の設計・製造を行うことで、限りある資源や地球の緑を保持する、グリーンエコの実現を目指しています。
また、ISO14001規格に基づいた環境マネジメントシステムの構築や、製品に含まれる環境負荷物質を適正に管理・削減することによっても、環境への配慮を行っています。小型化を意識した製品を設計しているのは、省エネを実現するだけでなく、限りある資源を大切にするためでもあるのでしょう。
社名 | 株式会社 ナユタ |
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設立年 | 1993年 |
資本金 | 5,000万円 |