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BCPに基づいた災害マニュアルを紹介

ここでは、非常時に一般企業よりもさらなる柔軟性が求められる医療機関において、参考になりそうなBCPマニュアルの一部を紹介します。全文は、以下を参照ください。

参考:東北大学病院 災害対策マニュアル2019年11月(PDF)(https://www.hosp.tohoku.ac.jp/pc/pdf/saigai-manual.pdf)

BCPのマニュアル策定を
している病院は33%程度

災害拠点病院の機能を正常に果たすために必要不可欠なBCP対策。しかし、実際にBCPを策定し、マニュアル作成まで行っている病院は、2015年の朝日新聞の調査によれば33%と、全体の3分の1程度という結果になっています。

医療現場では常に入院患者や診察患者を抱えているため、一般企業とは別のプロセスを踏んでBCPを策定する必要があります。また災害規模によって患者数や重症者の数を予測するのが難しいことも、BCP策定のハードルをあげている理由といえそうです。

なぜBCPが普及していないのか?

そもそもBCPとは何かを把握していなかったり、策定するための知識やノウハウがないと考えたりする病院も多くあるようです。しかし、人の命をあずかる病院においては「知らなかった」では済まされないことも事実。何らかの策を講じておかなければ、非常事態の際に混乱を招き、災害拠点病院としての機能を果たせなくなる可能性が大いに高まってしまいます。

東北大学病院の
マニュアル内容を一部紹介

上記の理由から、病院では一般企業のマニュアルを流用しても、非常時の病院の対応に適用できません。そのため、ここでは東北大学病院のマニュアルを一部紹介します。
東北大学のマニュアルは58ページに渡っており、4部から編成されています。
内容はざっくりと以下のようなものです。

1部:災害対策基本方針

災害拠点病院や大病院としての役割を再認識するための項目です。

2部:災害対応の
シミュレーション

災害発生から通常業務に戻るまでの図がフローチャート式でわかりやすく示されています。また災害のレベルによってどのような対応を行うか、内容を表にして詳しく記載されています。

3部:院外医療支援

院外での支援体制について記載されています。医療班や、災害医療派遣チームの派遣について構成人員から派遣期間、派遣内容まで詳しくまとめられています。

4部:職員への対応

職員の安否確認や待機所・仮眠室の設置などについてです。育児や介護などの自助や共助についても記載されています。

まとめ

病院のBCP対策は一般企業とは異なり、非常事態が起きた際により柔軟な対応を求められます。被害を想定することが難しいことも事実ですが、人の命を預かる立場として必要な機能を果たせるよう、できることからはじめることが大切でしょう。

このサイトでは、医療機関で使用できるおすすめ蓄電池を紹介しています。BCP対策の一環として重要な蓄電池の設置に役立つと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

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