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ここでは、BCPの一環ともいえるトリアージ訓練の大切さについて、トリアージの内容とともに解説します。
トリアージとは、4段階に分けられたトリアージタッグを使用して診察や治療を行うべき患者の優先順位を決めるものです。緊急事態では特に、通常よりも少ない医療体制で多くの患者をみる必要があるため、緊急性の高い患者を判断するために重要となります。
トリアージには、パッと見で判断を行うSTART方式と、じっくり患者を見て優先順位を決めるPAD方式とがあります。基本的に一次トリアージにはSTART方式が採用され、その後PAD方式で生物学的、解剖学的な視点から判断されるになります。
30秒ほどで上記の判断を行わなければならないSTART方式トリアージでは、トリアージの実践者に多くの知識と経験が求められます。そのため、病院では定期的にトリアージ訓練を行うなど、迅速な判断ができる能力を養っておく必要があります。このトリアージ訓練も、BCPの一環として大変重要なこと言えるでしょう。
緊急時に迅速に患者の状況を把握し、治療の優先順位を決めなければならない医療機関。トリアージ訓練を日頃から行うこともBCP対策の一つであり、早期にスムーズな医療体制をととのえることに繋がるでしょう。
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