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ここでは、エリーパワーが手がける大型リチウムイオン電池採用の蓄電池「パワーイレ・スリー」について、製品や企業の特徴を紹介します。
コンパクトサイズでありながら多彩な性能を備えた、パワーイレ・スリー。内臓している大型リチウムイオン電池は、エリーパワーが自社で製造している国内品で、11の項目試験をクリアしています。
振動、衝撃、浸水、過充電のリスクに耐えるとされているため、災害時や緊急時用に十分な性能を備えているといえるでしょう。
エリーパワーの製品は長寿命であることも特徴です。公式サイトでの調査では約17,000回(15年程度)繰り返しフル充放電を行っても、電池容量保持率70%を維持できています。(PD50S06の場合)また低温から高温まで幅広い温度に対応できるため、室内はもちろん屋外への設置も可能。
空調や冷却などの設備も不要なので、メンテナンスや運用にかかるコストを削減できることもポイントといえるでしょう。
製品名 | パワーイレ・スリー |
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定格出力電圧/電力 | 1.5kVA/1.4kW |
蓄電容量 | 2.5kWh |
使用可能 時間 |
5.5時間 (390wの場合) |
充電時間 | 約4時間 (工場出荷時) |
切替時間 | 約0.004秒 |
外形寸法 | w320mm×h514mm×d585mm |
質量 | 52kg |
創業者は2001年に電気自動車に乗ったことで電気の未来に夢を膨らませ、69歳でエリーパワーの創業を決めたそう。自動車を安全に走らせるため、燃えない電池を作ることを目指す中で、蓄電池への可能性を見出すようになりました。現在(2021年4月現在)は蓄電池や蓄電システムの専門メーカーとして、安全な大型リチウムイオン電池を世の中に普及させることを念頭に置いた事業を展開しています。
天候に左右されがちな自然エネルギーの利点を補う方法として、蓄電による再生可能エネルギーを拡大していくことで、環境問題の改善を目指しているようです。
エリーパワーでは、2006年の設立当初からSDGsの課題に取り組んでいます。SDGsとは社会の問題をグローバルに解決し、持続可能な社会を実現するための国際的な取り組みのことです。エリーパワーではSDGsの17の目標の中から、事業内容と関連した以下の6つの課題に積極的に取り組んでいます。
上記のように、蓄電技術によってできる環境への取り組みを中心に、国際的な目標の実現に挑戦しています。
社名 | エリーパワー株式会社 |
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設立年 | 2006年 |
資本金 | 175億8,870万円 |