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コロナワクチンの保存に使用するフリーザーにも蓄電池は有効です。ここでは、フリーザーに蓄電池を導入するメリットや注意点を解説します。
2021年4月ごろより一般の方もコロナワクチンを接種できるようになり、医療機関においてはワクチンを保存するためのフリーザーへの需要が高まっています。停電が発生した場合は短時間であればダメージは少なく済みますが、長時間の停電であるとワクチンの劣化が進み、最悪の場合すべて破棄しなくてはならないケースも考えられるでしょう。
昨今では大雨や地震などで大規模な停電も珍しくないため、数時間は使用できるUPSや蓄電池を導入しておく必要があります。
2021年2月時点では、厚生労働省から薬事承認を得ているワクチンは、解凍後2時間以内に希釈をし、6時間以内に摂取することが定められています(※)。そのため、一度解凍されてしまうと使用が難しくなってしまいます。蓄電池を導入すれば、フリーザーを止めることなくワクチンを適切な温度で保管し続けられるため、コストの無駄を大幅に防ぐことが可能です。
2021年3月には、コロナワクチンを保管していたフリーザーが故障し、約1000回分のワクチンが使用できなくなった事例がありました。原因は、電源を他の医療機器と共有したことにあったようです。そのため、ワクチンを保管する際は専用の電源を確保することが推奨されています。定格15Aのコンセントを単独で使用するなど、電力不足にならないよう工夫しましょう。
コロナワクチンの保存にはフリーザーが不可欠です。長時間の停電が発生してしまうとワクチンの質が劣化し、すべて破棄しなくてはならない可能性もあり、実際にそのような事例も起こっています。突然の停電時にも慌てないよう、早めに蓄電池を導入しておきましょう。
このサイトでは、病院でも使用できるおすすめ蓄電池を紹介しています。コンパクトタイプでも15時間程度使用できるものもあるため、ぜひチェックしてみてください。